岩絵具、高知麻紙
2025年 62.5cm×53cm
mineral pigments, Japanese paper
“いつか見た、三浦海岸の岩礁を描いた作品です。
記憶に残る景色を遡る際、大抵それを見た当時の心情や背景も同時に思い起こされます。
しかし大地の存在には、私たちの感情が介在する余地はなく、ただそこに在るのみです。
作品を通じて地層が強大な力によって流動し続けているという激しさと、それが人間の視覚では静かに停止しているようにしか観測できないという二つの性質を表現しています。”
鶴田 慧(TSURUTA Satoru)
略歴
2023年 多摩美術大学 美術学部絵画学科日本画専攻 卒業
2025年 多摩美術大学大学院 美術研究科博士前期課程 絵画専攻日本画研究領域 修了
活動歴
2023年 日中青年美術交流展(中国文化センター/東京)
2024年 未来展(日動画廊/東京)
2025年 第48回 東京五美術大学 連合卒業・修了制作展(国立新美術館/東京)