《たゆたう白》笠原 浩美

《Floating White》KASAHARA hiromi

 油彩・カゼイン、キャンバス

 2022年 65.2cm×53cm

 oil, casein, canvas


“本作品は、白を散らすことから始まりました。その白は、山になり、波になり、花になり、また、得体の知れない何かになろうと漂っているように見え、このような形になりました。「たゆたう」という言葉には、ゆらゆらと動いて定まらない、躊躇するといった意味があり少し後ろ向きに感じる言葉ですが、私は、あまり身構えず流れに身をまかせて進んでみても良いのではないかという前向きな意味を込めて制作しました。”


笠原 浩美(KASAHARA hiromi)

略歴

2014年 北海道教育大学岩見沢校 教育学部美術コース 卒業
2016年 筑波大学大学院 人間総合科学研究科博士前期課程芸術専攻(洋画領域)修了
2021年 筑波大学大学院 人間総合科学研究科博士後期課程芸術専攻(洋画領域)在学中

活動歴

2017年 第71回二紀展 奨励賞(国立新美術館/東京)
2018年 個展「笠原浩美個展 レスポワール展」(銀座スルガ台画廊/東京)
2018年 第7回ARTIST GROUP‐風‐ 大作公募展(東京都美術館/東京)
2019年 個展「笠原浩美個展-原風景-」(画廊珈琲Zaroff/東京)
2021年 第17回世界絵画大賞展(東京都美術館/東京)